篤姫 (28)

ついに着ました、運命の時が。
家定さんがついに亡くなりました。
ここまで、短いとはいえ夫婦の姿をじっくり描いてきたおかげで、画面を通じて夫婦の絆を感じることができました。
これが大河のような長い連続ドラマのよいところです。
そして、家定さんのうつけとマジなところと、その間の微妙なところの、演技。
今回も井伊直弼と話すときと堀田正睦と話すときの違いなんて爆笑でした。堀田としゃべるときなんて今更話し方を変えられなかったのでしょう(w
本当に山南さん、じゃなかった、堺さんグッジョブでした。
堺さんなくして、篤姫の人気はなかったでしょう。

とはいえ、障害者とも言われる家定さんなので、ドラマにあったようなことが実際にあったとは思えませんが、それでも篤姫が残しているものを見れば、二人の間になにか夫婦のきずなといえるようなものがあったと信じたいです。
そんなことを思わせる大河でもあります。

さて、ドラマでは、慣例で家定さんの死後一月もたって篤姫に、それも内々に報告されましたが、それは慣例だけではないはずです。
世間に重大な影響を及ぼすなんていいますが、むしろ井伊直弼が家定さんの重態を利用して一橋派の壊滅を図ったと考えられます。
そのための時間が必要になったのです。その時間稼ぎの側面もあると思います。
将軍の名で、すべて行う必要があったからです。

一方で、日米修好通商条約も調印しました。
この条約も、不平等条約と言われて明治以降苦労することになりますが、当時の日本を取り巻く環境では仕方がないことですし、井伊直弼の失点とは思いません。
私が井伊直弼を好きになれないのは、ドラマでもあった一橋派をはじめとする反対大名を永蟄居や隠居といった処罰がどうみても報復人事だからです。
そのうえ、彼は内心では開国に反対していたとも言われており、開国派も攘夷派もまるごと処罰しています。
これで堀田正睦も解任されました。
これが安政の大獄の始まりです。
これから橋本左内をはじめとした家臣への処罰になります。たぶん、次週。

そして、島津斉彬も、亡くなりました。
薩摩が主人公ではないので、あんまりきっちり描いていなかったですが、薩摩に残した影響は大きかった。
特に斉彬公の手足として働いた西郷さんは。
しかし、残念ながら斉彬公の理想は、実現したといえるのでしょうか?
帯刀くんや西郷さんはいずれ倒幕への道を進むことになりますが、たぶん斉彬公の望んだ道ではないのではないのでしょうか。

島津斉彬を始めとした重要人物が退場し、これで、幕末第1ラウンドは終了しました。
桜田門外の変までの幕末第2ラウンドが始まります。

ところで、ふたつの遺言って?、ふたつも遺言あった?

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