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zoom RSS 八重の桜 (28)

<<   作成日時 : 2013/07/14 23:54   >>

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今回も色々ありましたが、今回の驚きは、冒頭の出て行く頼母を八重ちゃんが見送るシーン以外、アレンジが入っても史実であるということです。
冒頭でついに西郷頼母が去って行きました。
家老の梶原平馬に命を狙われていた、という話もあります。
ドラマの中では恭順姿勢を貫こうとしておりましたが、劇中でもそのまま函館まで行った、と言っておりました。
つまり五稜郭まで新政府軍に抵抗しているわけです。
もっとも史実の西郷頼母は、他にも色々あり、五稜郭でもほとんど何もしなかったということらしいので、その心の中は単純ではなかったわけですね。

さて、娘子隊(当時はそんな名前では呼ばれていませんが)の生き残りが帰ってきました。
そこで竹子さんの死を知る八重さん。
そんなときに降ってきたのが小田山からの新政府軍の砲弾。
前回に新政府軍に制圧されてから数種類の大砲が備え付けられて、当然のことですが砲撃が始まりました。
そんなときに八重ちゃんが濡れ布団で砲弾の爆発を防ぎます。
これ、史実なんですが、この頃からすでに時限信管の初期版が使われていました。
発射と同時に着火する導火線が時間にあわせて調整した着火薬に火をつけ、着火薬が砲弾内部の火薬を爆発させる仕掛けの曳火信管です。
また、その後で容保公に八重ちゃんが説明していましたが、炸裂弾、というか榴弾も使われています。
もちろん、現在のような精度の高いものではありませんが。
今のような砲弾内部に仕込まれた時限信管ではなく曳火信管なので、火を消せてしまえば砲弾は爆発しなくなります。
加えて、砲弾形状の改良と着発信管も使われるようになっており、着発と同時に爆発するような砲弾もこの時代から使われるようになっていたのです。
もちろん、それまで使われていた実体弾(つまり鉄の塊)だって、日本家屋には十分効果があったと思われます。
半世紀までは実体弾か小さな塊を同時に発射するぶどう弾しかなかったのです。
八重ちゃんが取ったこの対応方法は、非常に危険でした。
着弾した時に残り時間はさすがに分かるわけはなく導火線の火を消したつもりでもすでに着火薬に火が回っているかもしれないからです。
それが山川登勢さんの悲劇へと繋がっているのです。
しかし、目の前で砲弾の爆発を防ごうとして必死でみんなやってしまうのでしょうね。
その登勢さんの悲劇は次回まで続きます(はず)。
というか、登勢さんは即死ではなかったため、モルヒネのない時代ですから死ねずに苦しみ続けることになります。

もとより準備ができて籠城に望んでいたわけではない会津藩ですが、前回も敵の早い進行に手をこまねいていましたが、そのつけが回ってきたのがこの小田山からの砲撃です。
ドラマではその小田山を奪還して、火薬や食糧を調達すべく佐川官兵衛は出撃することにしました。
この8月末の時点ではまだ新政府軍の包囲網は完成しておらず、城から会津軍が出撃することができました。
ところがどっこい、肝心の官兵衛が寝過ごしてしまう始末。
これも史実通りです。
予定より遅れて出撃した佐川隊。
まだ手薄であった城西部から出撃し、最初は圧倒します。
しかし、すでにとっくに日が昇っており、奇襲効果は0。やがて、増援で兵力を増した新政府軍側に押し返されるようになります。
やがて、もといた位置まで退却することになります。
以後、官兵衛はゲリラ戦を続けることになります。
もっともゲリラ戦の鉄則である敵の補給路を狙うということはしなかったため、佐川官兵衛には戦略無しと言われることになるのだと思います。

その後、越後街道や山川大蔵に押さえられていた日光口の新政府軍がぞくぞく押し寄せ、9月に入って二週間も経てばほぼ鶴ヶ丘城の包囲網を完成します。
城外にいた萱野隊も包囲網を解除しようと鶴ヶ丘城に迫りますが、兵力に勝る新政府軍の前に後退するしかありませんでした。
まだ会津には、ドラマには出てきませんでしたが、大鳥圭介の幕府伝習隊や古屋佐久左衛門の衝鋒隊もいました。
しかし、会津藩は先の母成峠の戦いを始め負けた途端に補給を拒否して、彼らを会津から去らせることに追いやったのです。
かれらはぎりぎりまで会津にいました。
前回の竹子さんが戦死した涙橋の戦いでも衝鋒隊も参加しておりました。
でも、こういうしょうも無いところで会津は下手な手を打っているのです。
こうした中でたこを揚げ、まだ抵抗の意志があることを示そうとする八重ちゃん。
しかし、すでに完成した包囲網から一日2000発からなる砲撃が始まります。
こうなると弾薬はおろか食糧だって手に入れることはできません。
籠城戦も終盤になりました。

その不足する弾薬ですが、ドラマの中でおちた敵弾をかき集めて、鋳直して使用しようとしておりました。
これは籠城していた人たちの証言にもあるので史実通りです。
しかし、こうやって作る弾丸はあくまで弾丸と発射薬が分かれた旧式のゲベール銃にしか使えません。
薬莢を使って弾丸と発射薬が一つになった新型銃、八重ちゃんの持つスペンサー銃やスナイドル銃には使えないのです。
そしてまた城内で調達できる技術も会津側にはありませんでした。

こうして、次回はついに開城となります。

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