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zoom RSS 平清盛 (47)

<<   作成日時 : 2012/12/02 22:26   >>

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今回は石橋山の戦いからでした。
この戦いでは源頼朝が敗北し、命からがら安房へ逃亡します。
兵力を整えられないまま、平家方との戦いになってしまったからです。
その後は徐々に関東の武士団を取り込み、やがて勢力を盛り返します。
しかし、なぜ関東の武士団が頼朝に味方したかは、前回に少し出てきた地頭としての平氏方と現地の武士達の軋轢でした。
現地の武士たちは自分たちの利益、つまり土地を守ってくれるものが必要でした。
残念ながら平家はそのようにはなってくれなかった。
それで頼朝に味方したと思います。
そのため、富士川の戦い後に西へ追撃するという頼朝に、北条時政を始め関東武士団が引き留めるのは自分たちの土地を認めることを先にして欲しいということなのでしょう。
土地を認める、つまり土地を認めるだけの権威を頼朝が身につける、すなわち頼朝が与える恩賞を手段とするそれだけの軍事政府を構築するということです。
時政のいう武士の世というのはその政府を作るということですね。

平清盛は武士の世を作ると言いましたが、先駆者故にそこまで世の中を構築できなかった。
むしろ、既存政府の問題点を改善するとその先に武士の世があると考えた。
ところがその方法ではすぐに行き詰まり、頼朝や(ドラマでは)東国武士団はその失敗を見ており、武士の世がいかなるものなのかを考えたのでしょう。
結果、構築したのが鎌倉幕府だと思います。
もちろん、承久の乱を経験するまで完全な武士の世は実現できなかったようです。

清盛が、勢力を盛り返す頼朝を追討するために征討軍を派遣します。
これが平維盛を総大将、その補佐に伊藤忠清とした軍です。
ドラマでは経験の無い維盛を総大将にしたのかというと、前回以仁王追討で伊藤忠清を派遣しており、伊藤忠清は維盛の小松家の家人であり、そのため維盛も以仁王追討戦に参加するはずでした。
平家の軍事力の中心である忠清、その主人維盛と小松家が中心となって追討軍を形成したのでしょう。
しかし、古今東西遠征軍の問題点である補給を解決できませんでした。
ドラマでは、コメが豊富な頼朝軍に対し、わずかしかない平家遠征軍という描写でした。
平家側は所有国の国司に命じて食糧を調達し、それでも足りない時は現地調達でした。
おそらくはほとんど現地調達だったのでしょう。
そのため、補給不足でした。
逆の立場になる後の源範頼の平家追討の遠征軍が補給に苦しむことになります。
一方、在地の頼朝軍は食糧は比較的容易に手に入ったと思います。
その上で頼朝に味方する甲斐源氏に攻撃を受けて現地の平家に味方する軍は敗北を繰り返しており、遠征軍に協力できず、遠征軍の士気はおちていました。
そのため、敗北したと考えられています。
ドラマでも維盛はどうしろ?という感じでしたしね。

なお、ドラマでの兵力が平家物語や吾妻鏡で書かれている兵力より0の数が一つ少なく、千騎単位でした。
当時に万騎単位で集めることができるわけ無いですわね。

逃げ帰ってきた維盛に清盛は激怒して、殴りつけます。
しかし、忠清はそんな清盛に武士の心を失った平家の敗北は当然だと言い放ちます。
武士の世を実現するためには武士であることから脱してしまった、ということですね。
さらに、忠清を斬ろうとした清盛は、愛用の宋剣を振り上げることができないどころか腰も砕けてしまいました。
清盛は、平家は、来るところまで来てしまったのですね。

さて、次回、京に戻る平家一門と南都炎上です。

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