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zoom RSS 坂の上の雲 (4)

<<   作成日時 : 2009/12/20 21:29   >>

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日清戦争の回です。
これまでの回が時系列的に話を進めていたのに、今回は秋山好古、秋山真之兄弟に正岡子規を均等に描くことで、時系列をなぞりつつも、日清戦争が今後の人生を分けていくようで、見応えありました。
それにしても、この戦争はなんだったと子規に聞かれて、「維新と文明開化の輸出と押し売り」と答える森鴎外の一言がいいですね。
確かに日清戦争の主目的がなんだったのか、未だによくわからないという話もあり、そういうことを考えつつこの言葉を聞くとなるほどな、と思ってしまいました。なんだか、好くしようと思いもあり、どこか思い上がっている節もあり、そんなのが入り交じった感じがしますね。
もっとも、森鴎外がこんなところで登場するとは思っていなかったですけど。
ついでに子規がクラウゼヴィッツの戦争論を読んでいるとは。
それにしても、黄海海戦が。。。
秋山真之が乗艦する筑紫が参戦していないのでたいして描かれないかもと思っていたら、スルーするとは。
黄海海戦で清の北洋水師が大きなダメージを受け、ドラマで描かれた威海衛にて壊滅するのですが、その前振りくらいあっても。

日清戦争は、明治27年(1894年)の7/25に冒頭の豊島沖海戦で始まります。日本は、8/1に宣戦布告を行い、9/16には、早くも平壌を陥落させ、9/17に黄海海戦で北洋水師を撃破して黄海の制海権を握り、清が海上経由で軍を展開できないようにします。
日本陸軍は10月には鴨緑江を越えて清に進軍。第二軍が遼東半島へ進軍します。秋山好古のエピになります。
それにしても、旅順を守る清の守備隊がしょぼい。大砲も小さいし。オープンセットで大変だろうけどね。
このとき、酒を持ってきた老人が軍人が嫌いで、軍人は人殺しで強盗だと言っていますが、中国の長い歴史では事実上、軍人=強盗であり、老人のセリフは当然なんですね。高島俊男さんの「中国の大盗賊・完全版」に詳しいです。
さて、その戦闘シーンですが、どうも陸戦になると描写が大河か時代劇になりますね。
いったい何が着弾してんだか。
いちおう、遭遇戦ですから陣地構築なんてする余裕はなかったと言うことになっていますが、歩兵と騎兵と砲兵がごちゃごちゃですし、あんな敵と近距離に(たぶん)榴弾砲をもってくるのかなぁ?
さすがに、縦隊が歩兵が横隊で展開した後、攻撃に移っているし、日本の騎兵は縦隊突撃している描写になっています。
これは現在ではほとんど見られない日清戦争から100年ほど前のナポレオン時代やその前のプロイセンのフリードリヒ大王時代からのヨーロッパスタイルですが、日清戦争から30年ほど前の南北戦争ではこのやりかたで大損害を出しています。
それでもやめられないのですね。
先ほど書いた陣地構築ですが、その南北戦争期に発展し、この後の20年後の第一次世界大戦で極めることになります。
やめられないと言えば、乃木希典と伊地知幸介が旅順で出て来ましたが、後に日露戦争で領順攻略を担当する二人です。
確かに、なまじ旅順を一日で陥落するという成功体験があると、それをうまくいかなくて苦しむことになるような気がします。
ましてや、謙さんがナレーションで言っていたように日本側に勝因があったわけではなかったのなら。
なかなか考えさせられます。

一方、秋山真之の参戦する威海衛の海戦シーンはすごいですね。5.1chサラウンドで聞いて好かった。。。(涙)
CG加工がプライベートライアン以来のやり方なのはよしとして、それにしても肉片飛び散るし。NHK的には放送できるぎりぎり?
夾叉ではなく着弾するとほんとは肉体は粉砕していると思うけど、そこまで描くと放送できないですね。
でもよく考えると、近くに着弾しすぎではないかと思いましたが、どうなんでしょう?
ほとんどは夾叉の弾が水柱を作っているのでしょう。
理論的には、敵艦の前後に夾叉砲撃を繰り返し、修正しながら弾着を敵船に近づけていって、敵艦に着弾させます。実際には互いに動くのでそう単純ではありませんが。
そのためあんなに水柱があがって、全身水浸しになっているわけです。

日本陸軍はこの威海衛のある山東半島に明治28年(1895年)の1月に上陸し、攻略。3月には遼東半島のほぼ攻略し、下関で講和会議が開かれることになり、日清戦争は終わりを迎えることになります。
このあと、日本軍は戦争後に台湾攻略を行います。

そういえば、毎回冒頭で出てくる写真撮影ですが、いつした?
本編でも出て来たけど。

さて、次回は日清戦争後で、今年最後の回です。
今回で日露戦争での主要人物のほとんどが出て来ました。来年が楽しみです。まだ今年は終わってないけど。

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坂の上の雲 第4回「日清開戦」
考えてみると、大河ドラマの中で明治維新後を描いたものというのは極端に少ないと感じます。少なくとも自分が関心をもって見るようになってからはないような気がします。今回の「坂の上の雲」は大河ドラマではありませんが、この時間に放送する長期的なドラマとしてほぼ同じ位置づけになるものから、事実上大河ドラマといえるでしょう。前からこの時代の生き様を見てみたいと思っていたので、毎回新しい発見をすることができます。 特にこの明治から昭和初期の時代については、その後の太平洋戦争の影響からか人物像を深く描いた作品は少... ...続きを見る
あしたまにあーな
2009/12/20 23:27

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