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zoom RSS 坂の上の雲 (2)

<<   作成日時 : 2009/12/06 21:42   >>

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じゅんさんこと秋山真之が海軍兵学校に入校をするまでを描いた今回は、前回ほどのインパクトはありませんでした。
初回に比べたら、そりゃ、そうです。
しかし、学生のエネルギーは古今東西、変わらないもんですねぇ。
しんさんが、のぼさんこと、正岡子規の居眠り姿を壁に型取りするところは爆笑。
野球の解説もきちんと入ってましたね。当時はグローブなんてないんですね。
それにしても、渡辺謙さんのナレーターがますます司馬遼太郎印に聞こえてきます。同じ原作の「功名が辻」の時も同じような演出。
NHKってこういうの好きですね。
ならば、「功名が辻」の時と同様に、「ところで!」って筆書きを入れて欲しいなぁ。
さて、私的見所は三カ所でした。

一つ目は、秋山好古が陸軍大学校にてメッケルが最初の講義をうけるところで、メッケル少佐の背景にかかっている地図です。
1870って書いているので、セリフでも言っていたとおり、普仏戦争の地図です。
私はドイツ語が読めませんので、なんて書いているのかわかりませんが、右端の縦に走る線がドイツのライン川ですかね。
なお、メッケル少佐は、関ヶ原の戦いで西軍が勝てない理由がわからないと言った人でもあります。
幕末期は幕府がフランス軍制を採用していたのと、官軍がイギリスをバックにしていたのもあり、明治初期は英仏の軍制を採用していましたが、1860年代の普墺戦争と普仏戦争を勝利したプロイセンの軍制を採用し、その参謀本部制度を取り入れることになります。
そのために、メッケルは学生を参謀と呼びかけているのでしょう。
この布陣の地図ですがWikipediaにまんまの地図がのっているじゃないですか。
ドラマの時点ではもうドイツ帝国ですが、普仏戦争当時はまだプロイセンでした。

もう一つは、秋山真之が海軍兵学校に入学した後、イギリス海軍の講師が指し示しているのがたぶんトラファルガーの戦いの布陣図でしょう。
真ん中にBritish Fleetsとあるので、ネルソンタッチで迫るイギリス海軍でしょう。
しかし、トラファルガー海戦は1805年に起きています。
戦いから70年もたっても、まだ代表的な戦いとして教えているわけですね。
もう、トラファルガー海戦のあった帆船の時代から蒸気船の時代へ移っていっています。
ドラマのシーンだけではわかりませんが、どういう意図があったのでしょうか?
まだ、しかし、蒸気船への過渡期とも言える時代でもあるので、帆船時代の常識が生きており、基礎教育が帆船の時代の教育ということなのかもしれません。
さて、日本海軍を教えるのがイギリス海軍。こうして、後の日英同盟から現在に至るまでの日英海軍の交流につながっていくのですね。
それと、訓練シーンでライスカレーが出てきましたが、海上自衛隊もそうでして、金曜に出すという話を聞いたことがあります。
海上にいれば、一週間の感覚がわからなくなるので、曜日を思い出すために出しているそうです。

最後が、フランスへ留学した秋山好古が手にする騎兵の教科書。
一瞬、どこかで見たマウリッツの軍事教練教書のように見えましたが、そんなわけないですよね。
マウリッツは17世紀前半(日本で言えば、織豊期から江戸時代初め)の人で、兵士の訓練マニュアルを作り、公開した人です。
いくら何でもこの時期まで教科書として使用されていたとは思えないので、見間違いでしょう。
さて、私の中ではフランス軍と言えば騎兵のイメージが強いので、好古のフランスで騎兵を学ぶのは自然と思っちゃいますが、他国でもまだまだありました。アメリカの有名なカスター将軍が騎兵を率いてインディアンと戦い、敗死するのはこの数年前のことです
実際、ドラマの中でもフランス騎兵とドイツ騎兵を比較していますが、思わず、なるほど、っとクスッと笑ってしまいます。
しかし、騎兵が実質的に使われるのは、第一次世界大戦までで、これより半世紀とありません。

さて、次回は日清戦争への道を描いていくわけですね。

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